「癒しや美容をしないのですね」お客様からの率直なご質問に、女性治療家としてお答えします
- いけちゃん
- 12月6日
- 読了時間: 4分
どうも。
作業療法士と鍼灸師のダブルライセンス、うれしや鍼灸院 吉祥寺の池田です。
◇鍼灸師・作業療法士のダブルライセンスを持つ女性治療家として
先日、お客様からこんなご質問をいただきました。
「女性治療家なのに、癒しや美容をしないのですね」
この言葉を聞いたとき、心の中で少し立ち止まりました。
「癒し」や「美容」は、治療家が真っ先にすることだろうか?
治療家が担うべき役割は、やはり治療なのではないだろうか?
というのが、私の率直な思いです。
◇私が鍼灸の世界に入った動機
なぜ、私が「癒し」や「美容」よりも「治療」にこだわるのか。
それは、私の原点にあります。
私は、リハビリテーションという分野に鍼灸治療の可能性を加えたくて、この世界に入りました。
リハビリテーションとは、怪我や病気などで身体が思うように動かなくなった時に、
「日常生活でやりたいことができるようになること」を目的にするものです。
だからこそ、私の治療の目標は、単に気持ち良くなることではなく、お客様がご自身の目標を叶えられる身体になること、にあります。
私にとって、癒しは治療の一環として少し入るかもしれませんが、美容は健康な身体という土台があってこそのオプション、という考えでおります。
つまり、当院の専門領域は「日常生活でやりたいことができるための身体を整えること」。
※このため、癒しや美容を主にご希望される場合は、これらの専門他院のご利用をお勧めしております。
◇「痛いところではない」と考えが至る理由
さて、最初のお客様からのご質問には、続きがありました。
「どうして、原因は痛いところではない、と考えが至るのですか?」
これは、多くの方が疑問に思われる点かもしれません。
もちろん、痛みの部位に対してアプローチすることは基本中の基本です。
しかし、色々な治療や手技を試しても、なかなか改善しない、つまり「治らない」状態が続く場合、それは
痛みのある場所が「原因」ではなく、「結果」として”痛み”が出ているだけ
という可能性が高いのです。
その場合、痛みの場所をどれだけ施術しても、根本的な原因が解決されないため、症状は繰り返されます。
痛みが続くなら、「原因は他にある」と考えるのが、治療家として自然な流れだと私は考えています。
(「私が天才だからです!」と言いたいところですが(笑)、そうではありません。)
◇課題解決に必要な「分析力」
物事は、細分化すると真の原因が見えてきます。
解決すべき課題が浮かび上がれば、あとはその解決策を講じるだけです。
例えば、
原因が筋肉の硬さにあるのか? → 鍼灸治療
原因が筋肉の使い方や筋力不足にあるのか? → 運動療法
原因が関節の動きや位置関係にあるのか? → 徒手医学(手技)
このように、解決する方法は、原因によって変わってきます。
私自身の強みの一つは、
「見立て(分析)」ができること。
そして、この分析に、単なる「動かない身体」の様子ではなく、「動く身体の様子」を分析する動作分析を使っている点
にあります。
私が実際に施す治療自体は、リハビリテーションおよび鍼灸の基礎にのっとったオーソドックスなものです。
しかし、皮膚一枚下で何が起こっているかを絶えず想像しながら行う「深部の見立て」は、実際に私の頭の中を覗き込まない限り、なかなか伝わりにくいかもしれません。

◇私の治療のゴール
私は、生活に直結する動作改善を主眼としたリハビリテーションから治療家としてスタートしているため、単なる一時的な効果には興味がありません。
私の治療のゴールは、お客様ご自身が、私がいなくてもご自分の身体を調整できるようになること。
そして、ご自身の人生を心から楽しむ時間に集中していただくことです。
私にとって、お客様の身体の謎を解き明かす「治療」は、まるでパズルを解いているようで、純粋に面白いと感じています。
当院の紹介率が高いのは、もしかしたら、この少し個性的な私の性格を理解してくださるお客様が、
「私には合ったけど…。ちょっと個性的なのよね…。だけど、身体のことはしっかり診てくれるのよ。」
という、添え言葉を添えてご紹介してくださっているおかげかもしれませんね(笑)。
◇まとめ
改めてお伝えします。
私は、女性治療家として、癒しや美容ではなく、ガチで根本治療をしています。
女性の方で、表面的なリラクゼーションではなく、「日常生活でやりたいことができるようになること」を目的にするリハビリテーションに基づいた真の身体改善を目指す女性治療家をお探しでしたら、ぜひ当院も候補の一つに加えていただけると嬉しいです。
まずは一度、あなたの現状をお聞かせください。
※気になる症状、体調に不安を感じたら、気軽にご相談ください※
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