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初公開?当院での難聴へのアプローチ

更新日:4月25日

聴きとりづらさを耳以外でアプローチするって???

最近、当院(=うれしや鍼灸院吉祥寺)へのお問い合わせで多いのが、


「突発性難聴になったんですけど、

鍼灸治療が効くって聞いたんですけど~?」

という、お問い合わせです。 突発性難聴の特徴 ・突然の難聴 ・耳鳴り ・耳閉塞感 ・めまい なのですが、 特に低音が聞き取りにくい 急性低音障害型感音難聴 の問い合わせが多いです。 きっかけは、 ・風邪をひいて薬を飲んでから ・咳が続いた後 です。 今までも、 当院では耳の聴こえづらさに対して、

どんな施術をしているのか? このテーマはブログで何度も書こうと思ったのですが…。 そもそも

中耳の障害を

直接刺鍼しているわけでもないのに、

なぜ改善されるのかが、

私の中でmissing ringの部分がございまして…

医療者としては、

結果オーライなら何でもいいじゃん

というのが心苦しいのです(^_^;) それでも、当院にお越しいただいたお客様方の

理屈はわからなくてもいいから、 この煩わしさから解放される方法があるなら 伝えた方がいい。 との御意見に後押しをされましたので、 当院で行っている

難聴へのアプローチの手順を

初公開します。 【手順】 ①問診や視診や触診で確認。 問診の段階で受療経緯で「耳鼻咽喉科で受診・内服治療」されていることが、ほとんどです。 この時点で、耳に直接関係すること以外の原因を探していくことになります。 ②音叉検査(Rine検査とWeber検査)を行います。 これを指標に、鍼灸適応試験的アプローチ(仮)をして、変化が出るか確認していきます。 ③動作分析を行います。 この際、 ・姿勢が崩れていることが多い ・首から肩にかけての筋のバランスが悪い。 と、お客様ご自身で気付くことが多いです ④骨盤帯正中化を行います。

※骨盤帯正中化とは、骨盤帯の機能的非対称を整えることです。

骨盤矯正とは違います ⑤鍼灸適応試験アプローチ(仮)を行います。 ⑤-1 上記④の音叉検査での聴力が改善された場合、 正中化になれなかった原因が難聴を起こしている根本原因と仮定し、 そこへ「鍼灸」「徒手医学」「運動療法」のどれがもしくはどの組み合わせが有効かを試験的アプローチしていきます。 この時点で、ほとんど「聞こえやすくなった!」と仰られる方が多いです。 ⑤-2 上記④の後、音叉検査で聴力の改善がみられない場合は 脊柱(腰椎→胸椎→頸椎)の順で、それぞれ正中化を行っていきます。 この時点でも、段階的に聴力が改善されていくことがみられます。 ⑥施術 上記⑤で特定された原因に解決策として有効なアプローチをする。 試験的アプローチで効果のあったものを選択する。 この①~⑥の手順で行っています。 確かに、

難聴の耳以外での原因を特定するのは、 耳じゃなければ、何処なのよ???? 大海に放り出された気分になるでしょうが、

当院では、

この手順で範囲と言うか包囲網を狭めていき、

効果があったアプローチを選択するという手順

で行っています。 もちろん、

難聴のすべてに効果があるわけではありません。

ですが、

姿勢を崩している原因にアプローチすると聴こえづらさ改善されるのは、

難聴は中耳の障害だけではないのでは?

と仮説を立てて、 姿勢が耳の聴き方に影響があるのか? そもそも耳の筋肉って動くの? という考えに至って…、

いつも脳内はグルグル迷走しておりますが 結果オーライで良ければ、ということで<(_ _)>

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