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大人の感性を刺激する美術館体験 –『 レオ・レオーニと仲間たち』から学ぶ、治療への応用

いけちゃん

どうも。

作業療法士と鍼灸師のダブルライセンスのうれしや鍼灸院吉祥寺の池田です。


健康を意識されている皆様、日々の生活に彩りを添えるために、美術館へ足を運んでみてはいかがでしょうか?



今回は、先日私が訪れた板橋区立美術館の

『レオ・レオーニと仲間たち Leo Lionni and his Circle of Friends』での体験を通して、感性を磨くことと、それを治療に応用することについてお話したいと思います。



◇子どもの頃の記憶を呼び起こす、レオ・レオニの世界

「スイミー」「フレデリック」「コーネリアス」。








これらの絵本に見覚えはありませんか?

作者の名前を知らなくても、これらの作品には子どもの頃に触れた記憶があるという方も多いのではないでしょうか。私もその一人でした。

今回のレオ・レオーニと仲間たちでは、これらの作品を生み出したレオ・レオニの生涯と作品群に触れることができました。



◇物事に奥行きを感じる瞬間

目の前にあるものが、唐突に現れたのではなく、様々な事柄の繋がりの中で存在していることを知った時、急にその物事に奥行きを感じることはありませんか?

私は美術館で絵画作品を見ている時、そのような感覚をよく覚えます。


これは、「知識があるからこそ見えてくるものがある」という経験に近いかもしれません。レオ・レオニの場合、絵画コレクターの叔父たちの影響で、シャガール、ル・フォーコニエ、パブロ・ピカソ、デ・キリコ、パウル・クレーなどの芸術に囲まれた幼少期を過ごしたそうです。

特にシャガールのコレクターだった親戚の影響は大きく、その経験は後の商業デザイナーとしての活動にも活かされていきます。


絵本作家としてだけでなく、幼少期の体験から商業デザイナーとして大成するまでの流れ、そして幻想的な作風からあの絵本作家にたどり着くまでの流れを知ると、絵本を見る目が全く変わってきます。

背景を知ることで、作品への理解が深まり、より深く感動することができるのです。



◇私のお気に入り – 「アレクサンダとゼンマイねずみ」

個人的に私が特に好きな作品は、「アレクサンダとゼンマイねずみ」です。





今回の展示では、大好きなシーンの原画を目の当たりにすることができ、大変満足しました。



原画から伝わる力強さや温かさは、印刷された絵本とはまた違った感動を与えてくれました。



◇感性を磨くことが治療に繋がる

美術館で様々な作品に触れ、感性を磨くことは、私の治療活動にも良い影響を与えています。患者様の身体だけでなく、心にも寄り添うためには、物事を多角的に捉える感性が必要です。芸術作品を通して培われた感性は、患者様の状態をより深く理解し、適切な治療を提供する上で非常に役立っています。


例えば、患者様の言葉にならない感情や、身体の微妙な変化を感じ取るためには、観察力や想像力、共感力といった感性的な要素が不可欠です。

美術館での体験は、これらの感性を磨き、患者様とのより良いコミュニケーションを築く手助けとなっています。


◇まとめ

今回のレオ・レオーニと仲間たちを通して、改めて感性を磨くことの大切さを実感しました。

日常生活の中で少し時間を作り、美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか。

きっと新たな発見や感動に出会えるはずです。

そして、その経験は、日々の生活や健康にも良い影響を与えてくれることでしょう。


皆様の健康と豊かな生活を心より願っております。



おあとがよろしいようで<(_ _)>




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