当院にいらして、必ずびっくりされるのは、 直ぐに鍼を打たないこと。 必ず動作分析をしてからになるからです。
動作が上手く行われない時、 柔軟性を見ればよい?
筋力をつければよい?
という質問がありますが、
それは間違っていないけど、正解でもないです。
動作が上手く出来ない理由=原因がそれぞれ違うからです。
この原因を見極めるために、動作分析をしております。
ですが、動作分析と動作観察。
似ていますよね?
その違いは大きな差がありますので、説明いたします。
【動作分析と動作観察の違い】
動作観察 動作が上手くいってない様子を観察・記述すること。
問題点を見つけるだけ。 動作分析 動作が上手くいっていない理由が、どこにあるのか分析していくこと。
この分析がポイントで、
・神経なのか?
・筋肉なのか?
・関節なのか?
・脳と身体をつないで行う運動課題遂行能力の問題なのか?等を
それぞれの検査を行っていくことで問題点を浮き彫りにし、
改善するための課題を見つけていくことになる。
シンプルな表現をすれば、
身体が曲がっている、骨盤がゆがんでいる、歩き方が変って指摘は、
みればわかるので簡単。⇒動作観察
その動きになってしまう原因を見つけ、
それがつらい症状につながっているのなら改善する課題となる。
その解決方法として、鍼灸、徒手医学、運動療法を使ってどう改善していくのが近道かを検査によって検討していくことになる。⇒動作分析
ここが、動作観察と動作分析の大きな違い。
痛いところに鍼を刺すんじゃなくて、 原因を治療していく。
そのためには、
動作がうまくいかない理由を分析する、
動作分析が必要になります。
身体の状態を見て、柔軟をつければいいのか?筋肉をつければいいのか?
鍼灸治療の前に丁寧に分析しながら治療方針を決定しております。
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